
2020年11月27日
ブライダルにおける配信の今
2020年12月現在の現状
コロナ禍でも結婚という人生の節目は訪れます。
こんな時代だからこそ、一生のパートナーを見つけた。なんてことも。
しかし、弊社のようにブライダル映像演出をしている企業はただごとでは無いことも起きている。
そう。キャンセルだ。延期、日延べならまだいい。
ただ、新郎新婦にとっては、なんとも悔やまれる昨今の世の中となっている。
今年の3月(2020年現在)に予定していた婚礼を11月に伸ばし、更に来年へ。。。
涙を浮かべる新婦さんを見るのは、こちらとしても言葉にならない思いにもなる。
イベントやセミナー、アーティストライブなどが自粛している裏側で、ライブ配信へのシフトが大きくなされているが、ブライダルでも【報告】が出来ないことで、ライブ配信をするという需要が産まれている。
今回はその現状を2020年12月現在を情報を持って案内したいと思う
Contents
1. 昨今のオンライン結婚式事情

結婚式だけではなく、日本中がオンライン配信、アーカイブ配信へシフトしていることから、スタジオや映像技術を持つ業者が、新郎新婦への悩みを解決すべく立ち上がっている。
リアルに婚礼を検討していた人たちは、知っているかも知れないが大きく方法は3つに分けられる。
- 婚礼会場(ホテルやレストラン)が配信サービスを取り扱っているケース
- ビデオ業者さんなどが、配信サービスを新郎新の婚礼を行う会場へ出張するケース
- 街の貸しスタジオなどで、合成撮影など行いながら、二人きりで結婚報告配信をするケース
上記3つのケースが現在提供されているサービスの主だったものである。
婚礼会場が配信サービスを取り扱っているケース

結婚式ライブ配信
ホテルやレストランウェディングでは、大きな都市では対応し始めているがカメラマン&配信機材を会場へ持ち込み、挙式は30分、パーティは2時間半程度の、LIVE配信を行うサービス。
配信において使うツールは様々。(ZOOMなど) 利用ツールによって、双方向コミュニケーションも行えることが可能だったり、参加できる人数の制限もサービスによりまちまちなので、新郎新婦のやりたい!をどのサービスなら対応が可能か。この判断ができる会場を選ぶかが肝になりそう。
結婚式 配信で検索すると出てくる業者さんをピックアップしました。
全国で無料で挙式映像をLIVE配信【アニヴェルセル 様】 ANNIVERSAIRE公式サイト: https://www.anniversaire.co.jp/news/chapellive_200317_release/
期間限定ではありますが、欠席されたゲスト様に向けてyoutubeの限定公開を使用し、告知は新郎新婦からSNS等で連絡するというもの。参考動画もあるようです。
ビデオ業者さんなどが、配信サービスを新郎新婦へ希望の会場へ提供するケース

そもそも、会場側で業者さんの持ち込みが可能なのかどうかも事前に確認したほうが良い。
配信だけではなく、記録に残すためのビデオやカメラマンも用意しているはず。
そうなるとカメラマンだらけになったり、自分の残しておきたい理想のカットが撮れていなかったなどのトラブルも考えられる。
これも前もってカメラはどこに配置されるのか。機材はどこにおいたら良いのか、
業者さんと会場側との打ち合わせも入ってもらった方がい良いのかも。
いくつか業者さんをピックアップしてみた。
(おすすめではなく、検索して目についたものをリンクしています)
① ビデオ業者様が提供するライブ配信サービス【HGウェディングムービー様】 HG WEDDING MOVIE公式サイト: https://www.wedding-bridalvideo.com/br08_live-weddingvideo.html
② オンラインブライダル【WEB婚 様】 オンラインブライダル結婚式 WEB婚公式サイト: https://www.anniversaire.co.jp/news/chapellive_200317_release/
持ち込みの業者さんではなく、配信のできるアプリで様々なイベントを起こすことも可能なものもあるようです。(提携会場でなければ使えないようです。)
③結婚式のLIVE配信アプリ【ハッピーライブ 様】 HAPPY LIVE公式サイト: http://www.happylive-app.com/
考え方次第では、自分のスマホをカメラにして、一斉にyoutubeライブなどを使う方法も手っ取り早いはず。ただし、音の環境や、どこにスマホをおいておくか、途中で止まっていたらどうするか。 などトラブルシュートも考えておいてたほうが良いと思われます。
街の貸しスタジオなどで、合成撮影など行いながら二人きりで結婚報告配信をするケース
人を呼ぶこと自体を断念し(または近い将来へ延期した上で)、二人だけで結婚報告配信をするケースがこちら。
会場の縛りがないため、とても自由度の高い配信にるのでプロデュースありきのサービスが多い。
いくつか見つけたサイトをリンクしておく。
HAKU オンライン結婚式: https://weddingonline.haku-cb.com/l/
ロケでのリモートも可能な業者さんもあります。 プロデュースも行なってくれるなら、新しい形としてありなのでは。
リモ婚!: https://bridal-plus.jp/story/%E3%83%AA%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E5%A9%9A/
2.注意も必要ですよね(メリット・デメリット)
実際に会場では、カメラマンの他、配信におけるオペレーターも必要になるケースもあるので打ち合わせは早めから綿密に行うのがポイントと思われる。
ネット回線はホテルのものを利用できるのか、その際の回線スピードは?
ポケットWIFIを持ち込んでも、電波はちゃんと届くのか?
大手ホテルの場合は壁も厚く、しっかりしているため受信が弱いケースも有る。
ネット回線は自分で持ち込んだ際、配信トラブルが起きたときのバックアップはどうなっているのか。配信のURLはどのように参加者に知らせるのか。 料金は一人づつかかるのか。など考えればきりがないくらい注意しなければならないことはある。
では、スタートに立ち返り、配信を行うメリットをまとめておこう。 (配信のケースによる)
- この時勢のなかで密を避けた方法をとることができる。
- 気軽に招待できるし参加しやすい
- 経費をかけずにミニマムで報告が可能
- 準備が圧倒的に簡単に済む
- 配信参加のゲストも楽である
- 国内外、見る場所を選ばない これだけでも、考える余地は大きい。
ではデメリットをどう解消するかも注意点とともに気をつけておきたい。
- 全員の一体感を感じることが難しい
通常の結婚式に見られる、テーブルでの写真や、集合写真を残すことが出来ない。
余興やゲームでの楽しみを共有しにくい。
- 料理やドリンクを出すことが出来ない
固定概念ではあるが、皆で食事を楽しむ時間。これが無くなってしまう寂しさ。
- ゲスト側の通信速度によってクリアに見えない可能性がある
これはなんとかWifi環境で見てほしいと願うばかり。
これらをうまく融合することで、新しい結婚式の形、ひいては日本の「冠婚葬祭」儀礼を 大切に残していければ良いのだけど。と感じずにはいられない。 With コロナの時代、どんどん改善されたサービスが出てくるのでしょうが。
3. 参考までにつかえる配信ツールを比較してみよう
Zoom(ズーム)
利用料金:無料・有料あり
利用時間:40分まで無料。有料プランで24時間まで対応。
利用人数:100人
アカウント作成の有無:開催者必要、参加者不要
HDビデオ・HDボイスに対応した『Zoom』は映像もお供きれいなのが特徴。
参加者はアプリを事前に落としておくことが必須になります。
LINE(ライン)
利用料金:無料
利用時間:無制限
利用人数:最大200人
アカウント作成の有無:開催者必要、参加者必要
アカウントを持っている人同士でグループを作り、一斉にビデオ通話をするだけでスタートできます。
Messenger(メッセンジャー)ルーム
利用料金:無料
利用時間:無制限
利用人数:最大50人
アカウント作成の有無:開催者必要、参加者不要
主催者がルームを作ります。こちらも手軽に利用できるツールです。
Skype(スカイプ)
利用料金:無料
利用時間:無制限
利用人数:最大50人
アカウント作成の有無:開催者必要、参加者不要
主催者が会議室を作開き、URLをメール等で告知するだけです。
YoutubeLive
利用料金:無料
利用時間:動画を投稿する場合12時間以内、128GB以内
利用人数:制限無し
アカウント作成の有無:開催者必要、参加者不要
アーカイブ機能を用いて後日でも見ることが可能です。
4. まとめ
これは弊社が映像業者だからこそ、注意したいところだが、、、 これらのサービスを使う際に、スマホやパソコンのカメラで撮影することを前提とした場合は 映像の画質や写したいところをズームにしたりなど、クオリティキープが難しいところ。
外部カメラを利用する際には、パソコンだけではなくビデオキャプチャーボードなど別途機材が 必要になりますのでここも注意が必要です。
WILLPLANTでも、弊社内にあるスタジオを利用した報告会企画や新しいブライダルの形を 披露していきたいと思います。検討段階の方は是非問い合わせしてみてください。
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