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映像演劇「零と徒花」|MOVIE / DESIGN

Client:演劇「零と徒花」

演技と合わせる。それは掌握のお手伝い。

昨年に引き続き、WILLPLANT主催で行われた演劇。タイトルは「零と徒花」。
幕末の時代、正体不明の妖たちが京の街を襲う。
新撰組が妖と戦いながら悩み、そして京の街を守る想いを背負い戦い抜くというストーリー。
人物紹介のテキスト映像から妖が登場する「尋常じゃない様子」「禍々しい様子」を演者さんたちの動きやお話の流れに合わせ、映像で表現する。演劇の映像演出でその場の空気を掌握するお手伝いをすること。それこそ、クリエイティブ且つ想像力を豊かにイメージをすることが大きく問われるお仕事です。

演出担当とのすり合わせがとにかく重要

勝手にイメージをしたところで演出担当、脚本担当の方と思ってることが合わない以上は採用できない。今回も、絵コンテに参考資料などを用い、齟齬がないように進めることがとにかく大切でした。
こういった映像演出の映像はプロジェクターのサイズもあり、制作にかかる時間がいつもの編集とはわけが違います。(実際今回の映像、3分ぐらいの尺で6時間とかかりました)
こちらのイメージだけで作り込んでしまうと、後から痛い目に、、ということもあるため、この辺りはしっかりと組み上げて進めていきました。

イメージコンテの一部

稽古の様子などと合わせて尺調整

方向性が決まったら、ひたすら作り込みです。
より印象深く、引き込める演出。しかも演技を邪魔しすぎないイメージをどう表現するか。
さまざまな試行錯誤を繰り返し、今回の映像も仕上げていきました。

現場での上映テスト中の様子


印刷物も担当しました

宣伝用のポスター、パンフレット、チラシなどのデザインも手掛けました。


本番を見つめて、感じること。

 公演初日

映像の制作が終わっても「公演が終わるまでは”終わらない”」。
当日、全てが仕上がった演劇を生で見て改めて、「ああもっとこうすればよかったかも」「ここはすごく上手くいったな」など体感して初めて気付くことが多いです。
何よりも演者さんたちの気合いが入った表現力が一番輝く舞台に単純に感動しました。
満員のお客様のおっきな拍手とともに幕が閉じる。いい仕事をさせてもらえたなと思える瞬間でした。

Staff:

-Director-
吉井 千博
松田 沙希子

-Designer-
金田一 樹生
松田 沙希子

-Editor-
瓜田 亜美

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